禁煙の拡大

最近、禁煙ファッショという言葉が飛び交うようになってきました。もともとファッショとは団結のことで、ナショナリズムによって世代や身分を超えた集団の団結を行い、ある目的に対して状況の打開を進めていくのがファシズムです。
禁煙ファッショというのはちょっと大げさな気もするのですが、喫煙者にとって、昨今の禁煙ブームは何か危機的なイメージを抱かせるのかもしれません。確かに禁煙の場所は異常な位、急速に増加しており、政府の定める法令も増えています。その代表が路上喫煙禁止条例で、外なのにたばこを吸えない地域がどんどん設定されています。
健康増進法は受動喫煙の防止に関する条例です。それ以外にも未成年者喫煙禁止法では親や監督者,販売者に対する罰則もあります。喫煙が禁止される場所としては飲食店や交通機関がまず禁止になり、次にオフィスなど職場、路上などの公共の場が禁止になりました。
これには個別の方針として決定されている場合と、嫌煙権によって法律で定められている場合とがあります。過去の歴史を紐解けば、古くから世界各地で禁煙というのはあったわけですが、近年での禁煙思想はアメリカが発端となっているようです。
アメリカではアリゾナ州が1973年に公共の場所での喫煙を制限する法律をつくったのが皮切りで以後、その勢いはどんどん広がり、現在アメリカ国内では殆どたばこを吸える場所は無くなっています。